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食品工場で3秒ルールはあるの?真実を伝えます!

 
セーフ
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床に落としても3秒以内ならセーフ!

 

俗に3秒ルールなどと呼ばれているこの噂については、あなたもどこかで聞いたことがあるかもしれません。

 

今回はそんな3秒ルールが、食品工場で実際に行われていたのかを、元従業員の視点で書いていこうと思います。

 

食品工場の3秒ルールの真実について

 

今回の記事はあくまで僕の体験談です。

 

他の食品工場は違う可能性があるということをご了承下さい。

 

そもそも3秒ルールって?日本以外にも通じるの?

 

既にご存知の方も多いと思いますが、3秒ルールを簡単に説明しますと冒頭でも書いたように

 

床に食べ物を落としても3秒以内なら食べても大丈夫!

 

といった古くから伝わる迷信のようなものです。

 

この迷信は海外でもあるようで、イギリスやアメリカでは5秒ルールとして定着しているようですね。

 

他にも海外では10秒ルールや15秒ルールまで存在しているいるようです 笑

 

15秒ルールって、さすがに長すぎませんか? 笑

 

食品工場で実際に3秒ルールやってたの?

 

結論から言うと僕が務めていた工場では、3秒ルールはやっていません。

 

しかしグレーゾーンになるような行動はしていましたと思います

 

具体的には、落下した原料が床面に触れていなければセーフというものです。

 

例を上げて説明すると、まずじゃがいもを単独で床に落とした場合は完全にアウトです。

 

しかし、大量にじゃがいもを落下させてしまった場合は、床面に接したじゃがいもの上に他のじゃがいもが積み重なるように山積みの状態となります。

 

そうなったときは、山積みになったじゃがいもの上の部分(床に接していない分)はセーフとして、使用してもよいという暗黙の了解がありました。

 

図

 

厳密には、床面に接していない原料でも、床面から約15cm以下の物は使用していませんでしたね。

 

 

結局3秒ルールって食べられるの?

 

実際に3秒ルールで食べられるかどうかは落下した場所と食べ物に大きく関係しています。

 

あなたはトイレで落とした食べ物は食べたくはありませんよね?

 

ですが、自分が暮らしている家の床ではどうでしょうか?

 

トイレに落下した食べ物を食べようと思う人はまずいないでしょう。

 

しかし、家の床に落ちた場合では食べる人も中にはいると思います。

 

それから、床に落としたアイスクリームは拾っても食べたくはありませんよね。

 

ですが、ビスケットを床に落とした場合だと、なんとなく大丈夫そう…だとは思いませんか?

 

あなたが抱いているこのイメージですが、実は食品衛生面から考えても正しいことなのです。

 

3秒ルールには、食べ物を落とした環境と、落とした食べ物の種類が大きく関係しています。

 

とくに重要になるのが、水分と凹凸です。

 

まず床に水分がある方が微生物が増殖しやすいです。

 

さらに床に水分が多い状態では、微生物や細菌が水分に乗って一緒に移動できることで、落下した食べ物にも付着しやすいです。

 

食品工場では、床のドライ化を目標に取り組んでいる工場も多くあるくらいです。

 

実際に食品工場でいつも湿っているような床は、微生物が増殖した影響でヌメヌメしていて、見た目からも汚さが伝わってきます。

 

当然、そんなところに落とした物は食べようとも使えるとも思いません。

 

食べ物に関しても、アイスクリームのように水分が多い食べ物のほうが、汚染の影響を受けやすい状態となっています。

 

それから床面の凹凸に関してですが、これは平たいものになるほど、細菌の付着率は上がる傾向にあります。

 

おにぎり

 

この状態では食べ物と床面がしっかりと接触しています。

 

 

一方、この場合では、床面に凹凸があることにより食べ物と床の接触面は少ないです。

 

食べ物と床の接触面が少ない場合の方が、当然ですが細菌などの付着は少なくすみます。

 

例としては、タイルなどはフラットになっているため、細菌などは付着しやすいです。

 

しかし、凹凸のあるカーペットなどではタイルと比較して細菌などの付着は少ないようです。

 

これは海外の研究で明らかになったことのようです。

 

まとめると

 

乾燥している床に乾燥した食べ物を落とした場合は細菌の付着を受けにくい。

 

床はカーペットなどの凹凸のある物のほうが、食べ物との接触面積が少ないため、細菌が付着しやすい。

 

今回の記事は僕の見解で書いております。

 

万が一体調が悪くなっても一切責任を負うことができません。

 

3秒ルールを実践する際には、あくまで自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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