進撃のヒグマ!! 平和な離島へ海を渡ったヒグマが侵入!!
木彫りのクマでも有名ですが、北海道と言えばヒグマですね!
あなたはクマが海を長距離に渡って泳ぐ姿がイメージできるでしょうか?
最近、北海道でヒグマが海を泳いで離島へ侵入したことがニュースになっているのでまとめてみました。
もしかしたら本州へ上陸することもあるかもしれません・・・
クマの生息していない離島へヒグマ侵入!!
2018年5月30日(水)に北海道利尻富士町の砂浜でヒグマと思われる、長さ約25センチ、幅約20センチ足跡があるのを通りかかった男性が見つけました。
その後、北海道稚内市の警察署に届け出したようです。
直近の28日にはヒグマと思われる動物のフンも見つかっており、島内の住民には警察や島内放送などを使って、警戒を呼びかけているようです。
そもそも、利尻島にはクマ、シカ、キツネなどの哺乳類を始めとして、ヘビなどの爬虫類も生息していないような静かな島のようです。
そのため大きなフンや足跡の存在そのものが、大きな違和感になるため発見者の方はすぐに通報することができたと考えられますね!
また過去の記録では、明治45年5月に、対岸の宗谷地方から利尻島まで、ヒグマが泳いで上陸した記録が残っているようです!
しかしヒグマは利尻島へ上陸した直後に、島民の若い漁師達によって斧で駆除されたようです。
ちなみにこのヒグマは、雄の成獣で体長2.4m、体重300kgというサイズだったようです。
そのサイズのヒグマを斧で駆除するって、若い漁師衆は屈強すぎませんかね 笑
僕はこのエピソードを知ったとき「ゴールデンカムイ」かよって思いました 笑
また5月~6月にかけてヒグマは繁殖期のようです。
このことから、利尻島へ泳いでいった理由についてはメスを求めて新しい環境を探した、ということが考えられているようです。
上記での過去の事例も今回と同じく5月に発生していることから、メスを求めた移動した説は信憑性がありそうですね。
もしかするとヒグマが本州にも侵入するかも・・・
利尻島から北海道本土までは最短でも約20kmは離れているため、ヒグマに高い遊泳能力があることが分かりますね。
実はこの20kmという距離が重要です。
なんと北海道の南に位置する函館と、青森県との間にある津軽海峡の距離は最短箇所で約20kmです!
ということはヒグマは行こうと思えば海を渡って、本州へ上陸することも可能だということになりますね。
水温や海流の早さが違うため、必ずしも可能ということでは無さそうですが 笑
そもそも動物園で見かけるホッキョクグマもかなり泳ぎが得意な種のため、近縁種であるヒグマが泳ぐのが上手なのも納得です。
もしかすると今後は環境の変化などにより、生息場所を追い出されたヒグマが本州へ上陸なんてことが起こるかもしれませんね。