「二度目の人生を異世界で」のアニメ化再開はあるのか?過去の事例から考えてみた
最近、「二度目の人生を異世界で」というライトノベル作品の作者が、過去にSNSで中国や韓国に対しての問題発言をしていることが話題になっていますね。
この問題は、声優降板やアニメ化中止といったことにまで波紋を広げて問題となっています。
今回は、アニメの制作・放送中止が決定した「二度目の人生を異世界で」は今後、製作を再開する可能性があるのかなどを過去の事例を元に考えてみました。
「二度目の人生を異世界で」のアニメ化再開はあるのか?
まず今回問題になっている「二度目の人生を異世界で」の制作中止の理由については、導入文でも書いているように、原作者が過去にSNSで投稿した、特定の国への問題発言です。
作者は過去の発言に謝罪の意を示しているようですが、この発言を重く受け止めた製作サイドは声優降板~アニメ化中止へと迅速な対応を行いました。
アニメの制作は作品によって異なりますが、アニメ化企画段階から考えた場合、遅くても1年半くらい前から始まるとも言われています。
今回、騒動になっている「二度目の人生を異世界で」の放送予定は今秋からだったため、現時点で製作スケジュールが半分以上は進んでいたことが予想できますね。
公式ホームページも既に設置されている状態で、広報活動についてもすでに行われていました。
ここまで企画が進んだ状態のものをいきなり白紙に戻すということは、莫大な損失が発生することも予想されますね。
調べて見るとわかったのですが、放送中止に至った経緯は近年のアニメ制作現場の背景も関係しているようでした。
どうやら近年のアニメ制作には、スポンサーや製作サイドに中国や韓国の企業が協力している場合が多いようです。
こういったことからも製作サイドには、迅速なアニメ化中止の判断を求められた可能性が高いことが考えられます。
このような製作サイドの背景からも、今後のアニメ化再開については相当に厳しいことが予想できますね。
次に過去のアニメ化中止作品には、今回と同じようなパターンがあったのかや、その中止の理由についてまとめていきます。
他のアニメ化中止作品はどうだったの?
過去にアニメ化が中止になった作品の一部について、以下に書いていきます。
『ハイスコアガール』
・作品内で株式会社SNKプレイモアが所有している著作権を侵害しているとして、版元の株式会社スクウェア・エニックスを刑事告訴した
・これにより製作段階に入っていたアニメ化はストップし、中止も継続も未定といった状態にとなった。
・その後SNKプレイモアとの和解が成立し、アニメ化は再開となり2018年夏からの放送が予定されている。
『アライブ最終進化的少年』
・製作会社のゴンゾが上場廃止となってしまい制作が停止し、そのまま中止となった。
『となりの801ちゃん』
・2008年に京都アニメーションからアニメ制作が発表されたが発表後、間もなく制作中止が発表された
・中止の具体的な理由については不明となっている。
『COPPELION』
・2010年からアニメ化が発表されていたが、偶然にも2011年に発生した震災と類似する内容が、既に作品内に記載されていたため、その影響からアニメ化に関する情報は一切出ることはなかった。
・結果的には2013年に放送されることとなった。(視聴者に配慮する形で内容の描写を一部変更したこと可能性が高い)
ざっくりとアニメ化が中止した作品の一部を紹介しましたが、意外にもアニメ化再開の流れになった作品も多いことが分かりますね。
しかしどの作品においても、今回の騒動に類似する内容はなかったです。
騒動の大きさや過去に類を見ない例として考えても、今回の件は日本のアニメ史に残るようなことになっていきそうです。