未来のミライのゆっこ(犬)が人間の姿になったのはなぜ?理由を考察
『細田守』監督の新作映画『未来のミライ』が公開されましたね!
今回はその中でも『吉原光夫』さんが演じる謎の男(ゆっこ)についてです。
『ゆっこ』に関しては作中でも『なぜ人間の姿になったのか』など多くの謎がありました。
その謎について考察すると面白い事実がわかったので書いていきます。
もくじ
未来のミライのゆっこ(犬)の年齢などの情報
まず最初に『ゆっこ』の年齢について考察していきます。
こうやって『ゆっこ』の姿を改めて見ると、完全に人面犬ですね 笑
まず、ダックスフントの『ゆっこ』は『くんちゃんの母』がペットショップで一目惚れをして購入したようで、『くんちゃん』の両親の結婚後に飼われた犬です。
さらに原作の描写を踏まえた上で『ゆっこ』の年齢を考えると、5~6歳くらいであることが予想できます。
小型犬の5~6歳くらいというのは人間に換算すると36歳~40歳くらいのアラフォーです。
それを考えたうえで『ゆっこ』が人間状態の画像を見てみましょう。
出典 https://www.sankei.com/premium/photos/180706/prm1807060003-p6.html
こうやって改めて人間状態の『ゆっこ』の姿をを見ると、アラフォーっぽさを感じませんか? 笑
ちなみに映画の評価や感想については未来のミライが面白くないし微妙な理由は?ネットの評価や感想まとめで書いているので良かったら見て下さい!
未来のミライで人間状態のゆっこ(犬)と初めて出会った場所はどこなのか?
まずは、『くんちゃん』と『人間状態のゆっこ』が初めて出会った場所についてです。
映画を見た人はわかると思いますが、そもそも『人間状態のゆっこ』は作中で唐突に登場しますよね。
『人間状態のゆっこ』の初登場は『くんちゃん』が中庭で迷い込んだ、異次元のような場所でした。
『未来のミライ』では異次元へ移動する際に、起点となっていたのがこの中庭でしたよね!
そのため『くんちゃん』が、異次元へ迷い込むきっかけになった場所に関しては、問題はありません。
ですが、『人間のゆっこ』と初めて出会った場所は、『西洋風の廃墟』で映画を見ていても異質な場所でした。
場所を忘れた方は、下の予告映像に出てくるので一度ご確認ください。
例えば『くんちゃんの母』や『ひいじいじ』と異次元で遭遇した際には、『過去の日本』というように、場所に対して明確な時代設定がありました。
若かりし頃の『ひいじいじ』と出会った場所は『戦後間もない日本』というように、『くんちゃん』が異次元で出会った人は、『時代』と『出会った場所』がリンクしています。
しかし、『人間のゆっこ』と出会った場所は『西洋風の廃墟』ということで明確な時代についてはわかりません。
しかもこの場所については、作中では最初に『人間のゆっこ』と出会った以外では、再登場することがなかったです。
そのため『西洋風の廃墟』については情報が少なく一見では意味不明です。
ただ、物語の終盤にヒントが隠されていました!
物語の終盤で『くんちゃん』が現代の時間軸に戻ろうとするシーンがあります。
注目映画紹介:「未来のミライ」細田守監督の最新作 4歳児くんちゃんが時を超え不思議な冒険の旅に出る https://t.co/tYnDfM81DH
— MANTANWEB (まんたんウェブ) (@mantanweb) 2018年7月20日
そこで、自転車に乗る練習をする父親や、戦争の中で必死に生き延びようとするひいじいじなど、家族の過去の映像が流れていましたね!
そのシーンの最中に、外国の牧場のような場所で『少年の姿をしたゆっこ』とその『母親の姿』が一瞬映し出されました。
このシーンは『くんちゃん』にとって家族となる人達のそれぞれの過去を映し出していました。
こういった要素から考えると、おそらく『ゆっこ』は外国のブリーダーの元で生まれた犬なのではないでしょうか?
そのブリーダーからペットショップへ移され、『くんちゃんの母』が購入といった流れで家へやって来たことも考えられます。
『西洋風の廃墟』については、外国で生まれた『ゆっこ』にとってゆかりのある場所であることも予想できます。
まとめると、『くんちゃん』と『人間のゆっこ』が始めた出会った場所は・・・
『ゆっこ』の『子犬時代』にゆかりのある、『外国の廃墟』ということが考えられます!
未来のミライのゆっこ(犬)はなぜ人間の姿になったのか?理由を考察してみた
個人的には映画を鑑賞中に、『ゆっこ』がなぜ人間の姿になったのかが気になっていました。
ですが、その謎は結局解明されないまま作品は終わりましたね 笑
この謎については、多くの人が疑問に思ったのではないでしょうか?
ここからは『ゆっこ』が人間の姿になった理由についての考察です!
まず主人公の『くんちゃん』と『人間のゆっこ』が初めて出会った際には会話の中で、『嫉妬』や『愛を奪われた』というこの作品のキーワードが出てきます。
これは『人間のゆっこ』が自分の現状を表現する際に、使ったキーワードですが『くんちゃん』の現状においても、全く同じことが当てはまります。
ですが、4歳の『くんちゃん』のセリフで『嫉妬』や『愛を奪われた』などの言葉を言わせるのは無理があります。
そのため、『ゆっこ』に『くんちゃんの気持ちの代弁者』としての役割をさせたことが考えられます!
犬の姿のままでは当然ですが、言葉は話せないので人間としての姿で登場させたことも予想できますね!
さらに、この作品のもう一つのテーマが『家族との繋がり』です。
先ほども書きましたが、物語の終盤で『くんちゃん』と『ミライ』が現代の時間軸に戻ろうとした時に、家族それぞれの過去が映った場面がありますよね。
この場面では家族との繋がりの大切さを描写していましたが、『父』や『ひいじいじ』だけでなく『ゆっこ』も登場していました。
このことからも
『ゆっこは只の飼い犬ではない』⇒『他の人間と同じく、大切な家族の一員』⇒『だから人間の姿で登場』
ってことになるのではないでしょうか!!
ちなみに『妹のミライ』が現代へやって来た理由については未来のミライでなぜ妹の未来が現代へ現れたの?理由がやばかった!?で書いています!
まとめ
映画『未来のミライ』で犬のゆっこが人間の姿になった理由は
・主人公の『くんちゃん』の気持ちの代弁者だったから!
・映画自体が『家族との繋がり』をテーマに作られているため、ただの飼い犬ではなく大切な家族の一員である『ゆっこ』は人間の姿で登場させた!
『未来のミライ』は『細田守』監督の価値観が存分に現した映画ですね!
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