食品工場でアルバイト・パート・派遣で働く際の注意点!(安全編)失ったものは取り戻せない・・・
食品工場でバイトやパートとして働く際の安全に関する注意点です。
これから働こうとする人も、既に働いている人も読んでみて下さいね。
もくじ
安全第一!!失ったものは取り戻せない・・・
食品工場に限らず製造業では、1安全 > 2品質 > 3コスト という順番で仕事を捉えている企業がほとんどです。
やはり安全に作業できることがなによりも最優先で、これから働く方も既に働き始めている方も十分に注意して下さい。
その中でも最も注意しなくてはいけないのは、機械への巻き込まれです。
機械への巻き込まれは、食品工場の労災の中でも、最も重症化しやすく時には、死亡事故を引き起こす可能性もあります。
この業界では昔、指を無くして一人前という今では信じられないような言葉があり、僕も何度か指を失っている人を実際に見かけたことがありますし、実際に目の前で起きた労災によって、指を失ってしまった方を見たこともあります。
失った指を探しているときに手袋の中から、ぽとりと指先が地面へ落ちた場面は、今でもショッキングな記憶として鮮明に覚えています。
食品工場の中は機械がたくさん設置されていますが、そのほとんどの機械には回転している部位があるはずです。
その回転部分が最も危険で、巻き込まれの原因となっています。
通常は安全カバーなどが設置されていて、簡単には身体が入らないようになっていますが、掃除などでカバーを外す際は要注意です。
機械の構造上、機械を作動しなければ掃除ができない箇所があったりするので、くれぐれも慎重に作業して下さい。
あなたもやってしまうかも? うっかり巻き込まれ
巻き込まれで非常によくあるパターンの一つがあります。
それがうっかりと機械の中に手を入れてしまうことです。
もしあなたが、私はそんな間抜けなことなんてする訳がないと思っていたら、余計に気を付けて下さい笑
うっかり巻き込まれで多いパターンとしては以下の通りになります。(コンベア付近の作業の場合)
①自分が手をつけた物で不良品(ミス)を出してしまったことに、作業中すぐに気が付いた。
例 剥がさなきゃいけないビニール袋を、剥がし忘れて後行程に流してしまった。 ケーキのイチゴを乗せ忘れたなど。
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②とっさに不良品を後ろに流してはいけないと思い、後ろへ流れていった不良品を手を伸ばして回収しようとした。
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③手を伸ばした先に機械があって腕を巻き込まれてしまった。
こういったパターンでうっかりと機械に巻き込まれてしまうことは多くあります。
正直言って、機械なんて壊れても修理すればいくらでも直ります。壊れても買えばいいです。
だけど…あなたの体は壊れてしまったら二度と治らないかもしれません。
機械は直っても、自分の体は治らないかもしれないことを、頭の片隅にでもいいので置いて下さいね。
具体的に怪我しやすい時っていつなの?
数字の3には気をつけろ!
僕が入社して教えられたことがあります。
3日、3週間、3か月、3年など数字の3がつく時期は、労災やトラブルが発生しやすいということです。
これはちょうどこの時期が、仕事へ慣れてくるころで、油断しやすいことからそう言われているようですよ。
労災のゴールデンタイムとは?
あなたはサッカーで点数が入りやすい時間帯を知っているでしょうか?
それは試合の開始付近と終了付近の時間です。
実は労災やトラブルが発生しやすい時間帯もサッカーと似ていて、仕事の始めと終わりと言われています。
これは単純に仕事始めはまだ集中できていなく、仕事の終了が近づくと気が緩みやすいためと考えられています。
僕の体感ではこれに加えて、さらに発生しやすい時期があります。
それが、週末(特に連休前)です。
連休前の食品工場というのは、多くの従業員が浮足立った状態になっています。
マスクしててもにっこにっこ具合がわかるおばさんとかたくさんいますからね笑
このことからも特に警戒が必要なのは、連休前の午後の仕事です。
この時間帯は労災やトラブルが非常に発生しやすく、労災のゴールデンタイムと言っても過言ではないです。
本当に家に着くまで気を抜かないことが大事です。
僕の経験では過去に何度かこのゴールデンタイムに労災やトラブルがあった思い出があります。
以上、食品工場でアルバイト・パート・派遣で働く際の注意点!(安全編)でした。